どうしても辛いから文字にして消化する



涙が出ることを心の異変だと捉えるなら、たぶんわたしは今おかしいんだと思う。
ホルモンバランスのせいで頭がいかれていると思い込もうとしていた時もあったけれど、どうにもそうはいかなさそうだから、自分の心を整理するためにも、だいすきな文字で表してみる。



わたしは、友達に好きなタイプを聞かれた時に、好きでいてくれる人と答えるタイプだった。今もそう。好きでいてくれる人が好き。だって、ひとりじゃ生きられないから。

ひとりが好きだ。それなりに好きだと思う。でも、ひとりは寂しい。寂しくて苦しくなる。



友達に頼る方法が未だにわからずにいる。頼られたら迷惑じゃないかってそんなことを考えるんじゃなくて、弱い自分を見せるのがただ嫌なだけだ。だから、顔も知らないネットの誰かには呟けることも友達には言えなくなってしまう。



わたしは、誰といるかで性格がガラリと変わってしまうタイプだと思う。それは、今その状況で求められている人物になろうとするから。
こんなことでクヨクヨしている自分は、好きじゃない。だから、誰にも見せたくない。ひとりで頑張ってどうにかしたい。
泣いているところを見られるのはとても苦手だ。泣くという行為自体が得意じゃない。


だって、泣くのは卑怯だと思うから。


泣いていると、いつも思う。本当に苦しいから泣いているのか、それとも自分が可愛くて泣いて浸っているのか。どっちなのか、わたしはきっと後者なんだ、弱くないのに弱い振りをしている、とそう思ってしまう。



わたしはとても強い人間でいたい。それが好きな自分だから。実際わたしは強いから。誰よりも強いから。弱い心なんて持ち合わせたくない。どんなことでも、頑張れる人でありたい。だから、泣いている自分が嫌いだ。今の自分が、嫌いだ。大嫌い。



誰かに好かれていないと、不安で仕方なくなる。だから、ずっと誰かに好かれようとしている。わかりやすいのが、彼氏だと思う。


モテると言われたことがあるけれど、それは全く違う。わたしは、モテるんじゃなくて、ただ誰かに好かれていないと生きていけないだけ。だから、好かれる努力を誰よりもしているだけ。好いてくれるかもしれない人を見逃していないだけ。



友達はいつも不安定で怖い。何もしていないのに急にのけものにされることだってあるかもしれないし、急に嫌われることだってきっとある。あると思ってわたしは生きている。ずっとそう思って生きている。

だから、彼氏に依存してしまう。友達になる時に友達になろうねとは言わないけれど、彼氏彼女になる時には付き合おうという言葉がないとなれない。だから、安心する。その言葉があるから、安心してしまう。ああ、大丈夫。好かれているって、間違った安心感に浸ってしまう。



わたしはいじめられっ子の気持ちはわからないけれど、いじめっ子の気持ちは分かる。虐められるのが怖いから、虐める。本当によくわかる。いじめっ子は精神が不安定で頭のおかしい子だと聞いたことがある。わたしは、ずっと、きっと、不安定なまま大人になってしまった。だから、今もきっと泣いている。



好かれている自信がなくなってしまった。実際、好かれていないんだと思う。彼氏に好かれている、という前提条件で心の均衡を保っていたのに、それがなくなってしまったら、わたしはどうしたらいいのかわからなくなってしまう。


頭ではちゃんとわかってる。好かれていないわけじゃない。嫌われてるわけじゃない。今はきっと自分のことでいっぱいいっぱいだから、わたしのことまで気が回らないんだって、頭ではわかってる。でも、心がずっと苦しくて痛い。



いつまで待てばいいのかわからない。
待ったところでまた好きだと言われるのかわからない。
どうしたらよかったのかわからない。
何を間違えたのかわからない。



趣味を増やせば大丈夫だよ、と言われた。けれど、それじゃあ時間稼ぎにしかならないと思う。時間稼ぎは苦しい。楽しい振りをして見て見ぬふりをして、そうやって時間を使って、また苦しくなる。ずっと自分の首を締めているだけだと思う。


間違ってないよ、と言われた。わたしもそう思う。こうやって相手のことを思って行動したことは、何も間違っていないと思う。だけど、相手にとっての正しいことが必ずしもわたしにとっての正しいことだとは、限らないと思う。だって、どうしたってわたしは今苦しいのだから。その事実は紛れもない真実だから。



最近はずっと苦しい。向き合うことが怖くて、傷付けることが怖くて、逃げてしまったあの日も、逃げたところで結局同じくらい苦しくなってしまっている今日も、ずっとだ。


ひとりで生きられるようになりたい。誰に好かれていなくても平気な人になりたい。なりたいよ、ずっとなりたくて仕方がないよ。



メンヘラ 治し方 で検索をかけるくらいには、もうだいぶ滅入ってしまっている。精神科に行かないと治らないという記事を見て行くしかないのか、と思い立つくらいまでは心がおかしくなっている。


頭と心がずっとバラバラだ。正しいよと頭はずっとわたしを褒めるけど、心はその度に傷付いてしまう。正しいことはわかってるよ。でも、わたしはわたしの気持ちを無視して正しいことをしただけだ。諦めてしまっただけだ。諦めるしかないと思ったから、諦めただけだ。自分の気持ちを大切にすることを、諦めただけだ。



文字にするとやっぱり頭がスッキリするなあ、と今かきなぐりが終わって思っている。基本的にハッピーに毎日を過ごしているタイプだから、こんなにどんよりしているのは珍しいなあとどこか他人事の自分は思っているけれど、そんなふうにぼんやりしていると、なんだか本当に心が消えてしまいそうで怖い。いつか本当に心が冷たく凍ってしまいそうで怖い。我慢することに慣れてしまっているから、だから、なんだか怖くなる。この痛みに慣れる日がいつか来ることが怖い。



こんなに長々と書いたけれど、この文章はたった数文でカタがつくようなものだ。
だから、最後にまとめる。

メンヘラ地雷女がただただメンヘラを拗らせているだけです。きっとほっとけばどうにかなる。大丈夫。だって強いし、わたし。



以上。終わり。